【後場寄り付き概況】
後場寄り付きのでは、日経平均株価は、前営業日比203円95銭高の2万1088円66銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、14.52ポイント高の1546.91で始まった。
前週末の米国株高や、米国による対メキシコ制裁関税見送りで投資家心理が改善し、幅広い銘柄に買いが入っている。ただ、高値圏では利益確定売りに押され、上値は重い。
外国為替市場では、1ドル=108円50銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
個別では、トヨタ、日産自が買われ、キーエンス、日立は上伸。任天堂、ソニーが堅調で、東レが大幅高。JXTG、ソフトバンクG、ファーストリテ、日本通信が買われている。
半面、KDDI、ソフトバンク、NTTが売られ、三菱UFJ、三井住友は軟調。コマツ、デンソーが弱含みとなっている。
前場の日経平均は2万1000円を回復して始まった。ただし、上値追いは慎重であり、寄り付き直後に付けた2万1150円47銭を高値に、その後は狭いレンジでのこう着が続いている。
米中協議も長期化するとの見方の中、G20に向けてポジションを圧縮する流れが出てくると考えられる。週末の先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控え大きな動きは期待しづらく、本日は25日線処での攻防ではあるが、同抵抗線を明確に上放れてくる局面においては、短期筋のショートカバーも意識されてくるだろう。
ランチバスケットは26件、402.84億円、20億売り越し。
