[概況]
10日東京時間の米ドル円は、しっかりの展開となっている。米国によるメキシコへの関税措置が延期されたことで、リスク選好の地合いが優勢に推移した。
また午後に入り、BloombergTVとのインタビューで黒田日銀総裁が現時点では必要ないとの前提をおきつつも「大規模緩和の余地がある」と発言したことで円売りに拍車がかかり、一時108.69円へと本日高値を更新する展開となった。
この上昇で、5日移動平均線(6/10時点108.37円)を明確に上抜けておりテクニカル的にも地合いは強まっている。目先は、5月以降3度上値を押さえられた20日移動平均線(6/10時点109.25円)を試す動きとなりそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
