東証マザーズ指数は4日続伸した。前日比0.91ポイント高の901.97ポイントだった。
11日の米株式市場で、主要3指数が揃って売り優勢となったことを受け、マザーズ市場にも朝方は利食い売りがみられ、一時節目の900ポイントを割り込む場面もあった。
その後は、押し目買いも入り底堅い動きになった。バイオ・医薬品関連銘柄のにぎわいは一段落し、材料が出た銘柄や、直近の値動きの良い銘柄を物色する動きが中心となった。
一方で、指数インパクトの大きい銘柄の上値は重く、本格的な個人投資家のセンチメント改善には至らなかったことから、マザーズ指数にも上値を追う動きは限られた。
市場からは「信用取引の評価損率はそれほど高まっていないとみられ、個人投資家はまだ動ける状況だ」との声が聞かれた。
売買代金は概算で959.35億円。騰落数は、値上がり113銘柄、値下がり160銘柄、変わらず7銘柄となった。
値上がり銘柄数は115、値下がり銘柄数は163となった。
個別では、マーケットエンタープライズが一時ストップ高となった。キャンディル、手間いらず、リーガル不動産、ソフトマックス、FFRIなど12銘柄は年初来高値を更新した。レアジョブ、バルテス、ロゼッタ、はてな、ラクスが買われた。
一方、フィル・カンパニー、Aiming、ジーンテクノサイエンス、Delta-Fly Pharma、アドベンチャーが年初来安値を更新した。インパクトホールディングス、ベストワンドットコム、グッドスピード、ウォンテッドリー、Welbyが売られた。
