13日の東京株式市場は、米国株が連日の下落となったことから、売りに押される展開を予想する。
日経平均株価の予想レンジは、2万1000円-2万1300円。
シカゴ日経平均株価先物からは2万1000円近辺からのスタートが想定される。翌週のFOMCは下支え要因となることから、同水準を割り込めば押し目買いは入ると考える。
ただ、積極的に買う材料も乏しく、終日軟調が続くだろう。明日14日の6月SQ(特別清算指数)値の算出を控え、模様眺めムードが広がることも想定される。
市場では「チャート妙味のある銘柄も散見されるようになってきた」との声も聞かれ、個別銘柄への物色が中心になりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(12日終値は108円31-32銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の半ば(同122円81-85銭)とやや円高方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所終値比85円安の2万1035円だった。
【好材料銘柄】
■ダントーホールディングス <5337>
今期最終を一転黒字に上方修正。
■日本ギア工業 <6356>
東証が19日付で市場1部に指定する。
■インターアクション <7725>
前期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額。
■コメダホールディングス <3543>
三菱商事 <8058> と資本業務提携。三菱商事のネットワークを活用し、既存ビジネスの連携強化や新事業の創出に取り組む。
■トビラシステムズ <4441>
今期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■太洋基礎工業 <1758>
2-4月期(1Q)経常は2倍増益で着地。
■ミクシィ <2121>
家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」の利用者数が500万人を突破。
■テンポスホールディングス <2751>
今期経常は9%増で3期ぶり最高益、前期配当を1円増額・今期も10円継続へ。
■神戸物産 <3038>
上期経常は30%増益で上振れ着地。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
13(木)
4-6月期法人企業景気予測調査(8:50)
4月第3次産業活動指数(13:30)
30年利付国債
《決算発表》
カイカ、ラクーンHD、Bガレージ、トーエル、稲葉製作、ラクスル、ウエスコHD、鎌倉新書、ヤーマン、小林産、正栄食、ドーム
【海外】
米5月輸出入物価指数(21:30)
《米決算発表》
ブロードコム
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
