【寄り付き概況】
13日の日経平均株価は、前日比88円81銭安の2万1040円91銭と続落してスタート。
買い手掛かり材料が乏しい地合いのなか、投資意欲は後退したままで、日経平均株価は弱含みの展開。
また、前日のNYダウ平均株価が続落したことも、買い手控え材料となっている。
NYダウ平均株価が前日比43.68ドル安の2万6004.83ドルと続落した。
半導体関連や金融株の下落を受け全般市場は軟調。ただ、5月消費者物価指数は食品・エネルギーを除くコア指数が市場予想を下回り、利下げ観測が強まったことから、下げは限定的だった。
前日の主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下げたことを受け、東京市場でも東エレクなど半導体関連株に売りが出て相場の重荷となっている。
午前9時時点の東京外国為替市場では、1ドル=108円50銭台で推移している。
取引開始前に財務省が発表した、2-8日の対外対内証券売買契約によると、非居住者の株式取引は1480億円の処分超で、4週連続で処分超となった。
寄り付き時点の業種別では、値下がりで目立つのは、石油・石炭、鉱業、その他製造、機械、ガラス・土石、銀行、金属製品、非鉄などとなっている。一方、値上がりは電気・ガス、水産・農林などとなっている。
個別では、JXTG、出光興産が値を下げ、国際帝石は売られている。東エレク、村田製、キーエンス、太陽誘電、SUMCOはさえない。任天堂、トヨタ、三菱UFJ、三井住友、みずほFGは弱含んでいる。
半面、北海電が買われ、KDDI、NTTドコモは値を上げている。ソニー、ファーストリテ、ソフトバンクGは堅調となっている。
テクニカル的には、積水ハ(1928)、日清粉(2002)、博報堂DY(2433)、ヨコレイ(2874)、日東紡(3110)、ハウスドゥ(3457)、日理化(4406)、アルテリア(4423)、日新薬(4516)、アルファシス(4719)、日立金(5486)、昭和電線(5805)、三浦工(6005)、ライドオン(6082)、ワイエイシイ(6298)、モリタ(6455)、能美防(6744)、重工(7011)、トヨタ(7203)、HOYA(7741)、エフピコ(7947)、ソーダニッカ(8158)、SG(9143)、住友倉(9303)、DTS(9682)、ミスミ(9962)、蔵王産(9986)が動兆。
