東証マザーズ指数は5日ぶり反落した。前日比7.77ポイント安の894.20ポイントだった。
前日の米国株式市場で、主要な3指数が揃って続落するなか、マザーズ市場は朝方から売りが先行した。前場中ごろから、条例改正案を巡る抗議行動の起きている香港市場が軟調な出足となるなか、個人投資家のセンチメントも悪化し、利食い売りの動きが優勢になった。その後は日経平均が下げ渋るなか、マザーズ指数も下げ止まったものの、積極的な押し目買いの動きは限られた。
売買代金は概算で1001.06億円。騰落数は、値上がり82銘柄、値下がり195銘柄、変わらず7銘柄となった。
個別では、フィット、ベガコーポレーション、駅探、モブキャストホールディングス、アドバンスト・メディアなど14銘柄が年初来安値を更新した。前日大引け後に発表された19年7月期第3四半期における営業赤字決算が嫌気されたVALUENEX、マネーフォワード、ホットリンク、イトクロ、FRONTEOが売られた。
一方、フェニックスバイオがストップ高となった。キャンディル、総医研ホールディングス、マーケットエンタープライズ、リーガル不動産、PKSHA Technologyなど8銘柄は年初来高値を更新した。旅工房、シルバーライフ、GA technologies、バンク・オブ・イノベーションが買われた。
