【寄り付き概況】
14日の日経平均株価は、前日比17円41銭高の2万1049円41銭と3日ぶりに小反発してスタート。
前日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに3日ぶり反発。これを受けて東京株式市場でも買い戻しが入りやすい状況にある。
ただ13日にホルムズ海峡近くで2隻のタンカーが攻撃されたのを受け、中東での地政学リスクが意識されており、日経平均は寄り付き直後に下げに転じた。
また、半導体デバイスの開発・設計・販売を手掛ける米ブロードコムが13日発表した19年2~4月期決算が市場コンセンサスを下回り、同社株は時間外取引で大幅安に売られており、これが東京株式市場の半導体関連銘柄にも影響を与えることが懸念される。なお、ここ全体市場は市場参加者不足で薄商いが続いているが、きょうはメジャーSQ算出日にあたり、売買代金は膨らむ見通し。メジャーSQの市場推定値は2万1060円56銭。
寄り付き時点で業種別では33業種中、19業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、紙パルプなど。一方、値下がりで目立つのは海運、水産、保険など。
個別では、東エレクが売られ、村田製も軟調。三菱UFJ、三井住友もさえない。花王、資生堂、武田、リクルートHDも値下がりしている。
半面、ファーストリテが買われ、ソフトバンクGはしっかり。任天堂が締まり、ソニーは堅調。トヨタが小高く、キーエンスも値上がりしている。
テクニカル的には、日比谷(1982)、パーソル(2181)、ABC(2670)、稲葉製作(3421)、フューチャー(4722)、TOW(4767)、芙蓉リ(8424)、松竹(9601)、ステップ(9795)が動兆。
