来週は、おおむね堅調か

 
14日の日経平均は反発。84円89銭高の2万1116円89銭で取引を終えた。
米株高の流れからやや買いが先行する格好となり、波乱なく先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)は通過した。
メジャーSQにもかかわらず、出来高は10億6000万株、売買代金は2兆円を辛うじて超えている状況であり、日経平均は2万1000円をキープしたものの、ファーストリテのインパクトが大きく、総見送り商状といったところであろう。
 
週間では堅調となった。週前半は利下げ期待から米国株の上昇が続いたことを追い風に、日経平均も2万1000円台を回復するなど戻り基調が続いた。
一方、米国株が上昇一服となった週半ばには、手掛かり難から売りに押され、不安定な動きとなった。ただ、押し目でも節目の2万1000円は強く意識されたことから、週末にかけては改めて買いが入った。
翌週にFOMCを控える中、商いは盛り上がりに欠ける日が続いた。
日経平均は週間では232円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
 
来週は神経質な展開が続くと予想する。
18~19日のFOMCが注目イベントとなる。また、タイミング的にはG20で米国と中国の直接交渉があるのかといった点に関して、何らかのアナウンスが出てくる可能性がある。
これに加えて米中会談の実現可能性を高めるようなニュースが出てくれば、一気にリスクオンに傾く展開も期待できる。一方で、会談実現への期待が高まらないようだと、警戒ムードが強まる展開も想定される。
来週はFOMCに加えて日銀金融政策決定会合もあるため、一方的に下に振れるようなことはないとみるが、期待と不安が入り交じり、指数の振れ幅は大きくなると考える。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(14日現在)
 
22337.84  均衡表雲下限(週足)
21915.59  ボリンジャー:+1σ(13週)
21781.46  ボリンジャー:+3σ(25日)
21718.84  均衡表雲上限(日足)
21711.99  ボリンジャー:+1σ(26週)
21696.88  200日移動平均線
21637.25  均衡表雲下限(日足)
21530.94  ボリンジャー:+2σ(25日)
21445.66  75日移動平均線
21441.26  13週移動平均線
21326.28  均衡表転換線(週足)
21280.42  ボリンジャー:+1σ(25日)
 
21116.89  ★日経平均株価14日終値
 
21083.67  6日移動平均線
21066.52  26週移動平均線
21029.90  25日移動平均線
20966.93  ボリンジャー:-1σ(13週)
20936.87  均衡表基準線(日足)
20779.38  ボリンジャー:-1σ(25日)
20774.67  均衡表転換線(日足)
20655.75  均衡表基準線(週足)
20528.85  ボリンジャー:-2σ(25日)
20492.59  ボリンジャー:-2σ(13週)
20421.04  ボリンジャー:-1σ(26週)
20408.54   新値三本足陰転値
 
 
ローソク足は陽線を引いたほか、終値は2日ぶりに25日線上に復帰。
5日線も上向きをキープし、短期的な買い優勢の地合いを示した。
一目均衡表では、基準線と転換線がともに横ばいとなり、目先の膠着状態を示唆。
 
ただ、19日には雲下限と上限が交差する変化日を迎えるため、株価は上下いずれにも大きく振れる可能性があることに留意したい。
ボリンジャーバンドでは、日々線は中心線をやや上回って終了し、今後は+1σトライが期待される。
 

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