【今週の為替市場 】出るか、米ドル円に明確な方向感。

[概況]

今週は、18・19日に開かれる米FOMCが注目だ。このところの米金融政策を巡っては、トランプ米大統領の執拗な利下げ要求や米中貿易対立の激化のなか、パウエルFRB議長が「景気拡大の維持では適切に行動する」といった金融緩和への準備ともとれる発言が伝わるなど、急速に早期の利下げ観測が高まりつつある。
 
そのため今回のFOMCはいつも以上に注意して見守る必要があるわけだが、さすがに今回での利下げは見送られると思われ、政策金利は現状の2.25%-2.50%の据え置き予想が大勢だ。
 
しかし、声明などで7月・9月の利下げが言及されれば、米ドル円は大きく水準を切り下げる可能性が高い。一方、現状の政策が堅持されれば、米ドル円は買いが優勢となりそうだ。前者の場合は6/5安値107.800円を、後者の場合は6/11高値108.815円を下抜け上抜けする動きを予想する。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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