日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比6円42銭安い3375円27銭となった。
積極的に売買を手がけにくい外部環境のなか、個人投資家によるマインドも改善しにくく、ジャスダック平均は前日に続き小幅なレンジ内で推移している。前日終値比プラスで推移する場面もあるなど、方向感を欠いた展開となった。
相場全体が動かない中でも中小型株中心に好決算の発表や投資判断の引き上げなど個別の好材料への反応は見られたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要なイベントを控えていることや、中東の地政学リスクの高まりも意識された。
ジャスダック市場の売買代金は概算で266億円、売買高は5720万株。
値上がり銘柄数は216、値下がり銘柄数は343となった。
個別では、KG情報、ヒューマンホールディングス、東葛ホールディングス、大森屋、昭栄薬品など13銘柄が年初来安値を更新した。ジェイ・エスコムホールディングス、バッファロー、夢の街創造委員会、アズ企画設計、ウエストホールディングスが売られた。
一方、地域新聞社、アマガサが一時ストップ高となった。ラック、KVK、サン電子、多摩川ホールディングス、NEW ART HOLDINGSなど9銘柄は年初来高値を更新した。ハリマビステム、UEX、タケダ機械、OSGコーポレーション、ニチリョクが買われた。
