軟調展開か

明日(19日)の東京株式市場は、足もと投資家のセンチメント悪化で日経平均は下値を試す可能性がある。
しかし、FOMCというビッグイベントを控え、買い方同様売り方も動きにくいタイミングであり、下げたとしても下値は限定的とみられる。また、今晩の米国株や為替の動向などを横目に自然体でリバウンドに転じるケースも考えられるが、その場合も値幅は小さいものとなりそうだ。
 
マザーズ市場に新規上場するSansanは要注目だろう。
市場の注目度も高いだけに、初値が好調であれば、新興市場全体のセンチメントが急改善する可能性がある。また、きょう大きく売られた新興市場が早々に切り返してくれば、全体にも好影響が見込まれる。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(18日現在)
 
21557.19  均衡表雲上限(日足)
21521.85  ボリンジャー:+2σ(25日)
21435.09  75日移動平均線
21404.48  13週移動平均線
21326.28  均衡表転換線(週足)
21272.64  ボリンジャー:+1σ(25日)
21096.60  6日移動平均線
21051.05  26週移動平均線
21023.43  25日移動平均線
21002.77  均衡表転換線(日足)
 
20972.71  ★日経平均株価18日終値
 
20914.05  ボリンジャー:-1σ(13週)
20859.85  均衡表基準線(日足)
20774.21  ボリンジャー:-1σ(25日)
20655.75  均衡表基準線(週足)
20525.00  ボリンジャー:-2σ(25日)
20423.62  ボリンジャー:-2σ(13週)
20408.54   新値三本足陰転値
20408.34  ボリンジャー:-1σ(26週)
20275.79  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
ローソク足は陰線を引き、下降を続ける25日線を下回って引けた。5日線が下降角度を増して25日線に上から接近しており、明日19日以降はデッドクロス(DC)形成による売り圧力増大が警戒される。
ボリンジャーバンドでは、終値が25日線を割り込み、ザラ場で+1σに接近した12日を直近ピークとする下落トレンド入りを示唆ひている。
RSI(14日ベース)も42.80%(前日48.54%)に低下し、14日の50%超えをピークとする調整局面入りリスクが意識される。
 
一目均衡表では、転換線が上向きをキープしたが、株価は依然として雲下で推移し、遅行線は株価を下回って弱気シグナル発生を継続し、売り手優勢の形状。明日19日は雲上限と下限が交差する変化日を迎えるため、株価の下放れリスクに留意したい。
 
 
 

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