19日の東京株式市場は堅調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万900円-2万1300円。
現地18日の米国株式の上昇を受け、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所終値比280円高の2万1190円だった。朝方は、同清算値にサヤ寄せする動きとなろう。
米中貿易摩擦に関して好材料が出てきたことから、幅広い銘柄に買いが入ると予想する。
昨晩、ドラギECB総裁がECB年次フォーラム冒頭演説で追加刺激策の可能性に言及したこともポジティブな材料。FOMCの結果発表前ということで、高く寄った後の上値は限定的となる可能性はあるが、日本株はきのう後場に値を崩しており買い戻しも入りやすく、高値圏を維持した動きが続くと考える。
地合いの好転を見込み、値動きの軽い中小型株への物色が中心になるとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(18日終値は108円25-26銭)、ユーロ・円が1ユーロ=121円台の半ば(同121円64-68銭)と小動き。
【好材料銘柄】
■ニーズウェル <3992>
新組織「AIグループ」を新設。AIビジネスの本格的な取り組みを開始。
■カイオム・バイオサイエンス <4583>
富士レビオと知的財産の実施に関する契約を締結。カイオムのADLibシステムを使用して富士レビオが開発する特異的抗体を含む診断薬キットの製品化に伴うもの。診断薬キットの売上高に応じたロイヤルティを受け取る。
■野村ホールディングス <8604>
発行済み株式数(自社株を除く)の8.6%にあたる3億株(金額で1500億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月19日から20年3月31日まで。
■FFRI <3692>
東京海上日動火災保険とサイバー・セキュリティ効率化に向けた共同研究契約を締結。
■アルー <7043>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.65%にあたる4万2200株(金額で6100万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月19日から7月31日まで。
■パルグループホールディングス <2726>
婦人服のノーリーズと資本業務提携。ノーリーズの株式の39.01%を取得し、持分法適用関連会社化する。
■エフティグループ <2763>
デジタルデータソリューションと包括的業務提携を結び、データトラブルサービスの販売を開始する。
■クオールホールディングス <3034>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.08%にあたる120万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月19日から9月20日まで。
■CARTA HOLDINGS <3688>
株主優待制度の優待品をデジタルギフトサービス「ギフピー」で利用可能なギフトコード1000円相当に変更する。現行は宅配サービス「カジタク」の5000円割引券。
■はてな <3930>
サーバー監視サービス「Mackerel」に新機能を追加。仮想化技術「コンテナ」に対応した専用監視ツールを提供開始。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
19(水)
日銀金融政策決定会合(~6/20)
5月貿易収支(8:50)
5月訪日外客数(16:00)
【海外】
パウエルFRB議長会見
《米決算発表》
オラクル
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
