250円高と反発、米株大幅高に追随

【寄り付き概況】

19日の日経平均株価は、前日比250円46銭高の2万1223円17銭と大幅に反発してスタート。東証株価指数(TOPIX)は、17.67ポイント高の1546.34も大幅高で始まった。
 
米中首脳会談が来週に開かれる見通しとなり、米中摩擦を巡る警戒感が後退したことから前日の米株式相場が上昇。投資家心理が改善し、日本株市場でも運用リスクをとる動きが強まった。足元で軟調な値動きが目立っていた半導体や電気機器などの景気敏感株に買いが入って相場を押し上げている。
 
また、同日のECBドラギ総裁による追加金融緩和に前向きな発言も好感されている。こうしたなか、米株市場では中国の景気減速懸念を背景に売り込まれていた半導体関連株が急速に切り返している。
 
取引開始前に財務省が発表した5月貿易統計(速報)は9671億円の赤字で、4カ月ぶりに赤字となった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に海運、石油、ガラス土石、鉄鋼、鉱業、紙パルプなど。
 
個別では、ソニー、キーエンスが堅調。東エレク、村田製、太陽誘電が値を上げている。住友鉱も高い。トヨタ、ソフトバンクG、ファーストリテがしっかり。三菱商、伊藤忠も買われている。
半面、スズキが小幅安。セコムがさえない。SBIは値を下げている。

225先物はUBS・松井・SBI・パリバ・アムロが買い越し。
野村・クレディ・みずほ・ドイツ・GSが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・メリル・UBSが買い越し。
バークレイズ・GS・日興・みずほ・クレディが売り越し。
 
 
テクニカル的には東海染(3577)、CTC(4739)、フルキャスト(4848)、クボテック(7709)、シンシア(7782)が動兆。
 

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