23日の東京株式市場は、様子見ムードが続き小動きの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2100円-2万2300円。
休場明けの米国株はまちまち。S&P500とナスダックが上昇した一方、ダウ平均は下落した。主要企業の決算発表を前に総じて動意には乏しかった。
海外からは新たな手がかりに乏しい上に、国内も重要経済指標の発表もなく、手掛かり材料に欠けるなか、模様眺めムードが強まると予想する。
消去法的に個別銘柄への物色が中心になるとみられる。10連休を控え、市場参加者が減少することも見込まれ、株価指数先物への仕掛け的な売買には注意したい。
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半(22日終値は111円89-90銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円前後(同125円83-87銭)とやや円安方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所終値比変わらずの2万2240円だった。
【好材料銘柄】
■セック <3741>
前期経常を11%上方修正、配当も5円増額。
■CEホールディングス <4320>
上期経常を一転30%増益に上方修正。
■ナガオカ <6239>
北米でスクリーン・インターナル(石油などプラント内部装置)の大口受注を獲得。受注金額は約11億円。20年6月期に製造する予定。
■大塚家具 <8186>
アリババグループが運営する中国向け越境ECサイト「天猫国際」に出店。
■理経 <8226>
前期経常を68%上方修正、未定だった配当は2期ぶり3円で復配。
■グランディハウス <8999>
前期経常を9%上方修正・13期ぶり最高益、配当も2円増額。
■AMBITION <3300>
最先端の映像技術を開発するベンチャー企業の2501社と資本業務提携。
■オルトプラス <3672>
エクストリーム <6033>とオフショア開発拠点を活用したITサービスの開発を手掛ける合弁会社を設立。
■アンリツ <6754>
米クアルコム傘下のクアルコムテクノロジーズ社との協業により、1つのテストシステムで5Gミリ波ビームの評価を実現。5Gのミリ波ビーム試験システムとして、ラジオコミュニケーションテストステーション「MT8000A」とCATRチャンバ「MA8172A」が採用された。
■and factory <7035>
今期売上を26%上方修正・最高予想を上乗せ。
■識学 <7049>
M&A業務を主力とする社会保険労務士法人野中事務所と事業提携。M&A取引過程における組織デューデリジェンス事業の拡大を図る。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
23(火)
3月企業サービス価格指数(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
日電産、シマノ、キヤノンMJ、OBC、キヤノン電、不二家、オービック、東製鉄、ピーシーエー、小糸製、総メディHD、蝶理
【海外】
米2月FHFA住宅価格指数(22:00)
米3月新築住宅販売(23:00)
日仏首脳会議(パリ)
《米決算発表》
テキサス・インスツルメンツ、Twitter、プロクター・アンド・ギャンブル、eBay、ハーレーダビッドソン、ニューコア、ハズブロ、クエスト・ダイアグノスティクス、ステート・ストリート、コカ・コーラ、パルトグループ、ベライゾン・コミュニケーションズ、ロッキード・マーティン、ユナイテッド・テクノロジーズ、シャーウィン・ウィリアムズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
