【寄り付き概況】
24日の日経平均株価は、前日比97円09銭高の2万2356円83銭と4日続伸してスタート。
前日の米国株市場では、好調な主要企業の決算を背景にリスク選好ムードが高まり、主要指数がいずれも上昇、ナスダック総合指数、S&P500指数ともに過去最高値を更新、これを受けて東京株式市場でも主力株をはじめ広範囲に買いが及んでいる。
半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値を更新しており、相対的に出遅れる日本の半導体関連株にもこれに追随する動きが予想される。
一方、日経平均は4月に入ってから急速に水準を切り上げ買い疲れ感もあるなか、目先は国内企業の決算発表本格化加え、10連休を控えて買いポジションを積み上げる動きも限定的。買い一巡後は上値が重くなる可能性もある。
寄り付き時点で業種別では33業種中、23業種が高く、値上がり上位に医薬品、紙パルプ、情報通信、海運、精密機器など。
個別では、日本電産、村田製、ファナックが買われ、キーエンスは上伸。武田、塩野義が堅調で、任天堂、ソニー、ファーストリテ、楽天は値を上げ、NTT、リクルートHDも締まっている。
半面、トヨタ、日産自が売られ、三菱UFJ、三井住友、かんぽ、第一生命は値を下げた。
225先物は、SBI・三菱・バークレイズ・ソジェン・ドイツ・GSが買い越し。
UBS・クレディ・野村・三菱・メリル・アムロが売り越し。
TOPIX先物はドイツ・クレディ・メリル・アムロが買い越し。
野村・ソジェン・パリバ・JPが売り越し。
テクニカル的には、ファーストコーポ(1430)、国際帝石(1605)、博報堂(2433)、インフォマート(2492)、キャンドゥ(2698)、クスリアオキ(3549)、サイボウズ(4776)、ネツレン(5976)、ベル24(6183)、丸紅(8002)、三菱倉庫(9301)、MTI(9438)、東宝(9602)、トラコス(9715)、進学会(9760)が動兆。
