東証マザーズ指数は前日比10.73ポイント高の944.13ポイントと3日続伸した。
前日の米国株式市場は、主要3指数に揃って利益確定の動きが広がるなか、朝方のマザーズ市場は前日終値水準でスタートした。
市場で警戒されていた東証1部のファナックなどへの決算反応を見極めたいとの向きが大勢であったが、同社株が下げ渋りをみせたタイミングから、個人投資家による関心はマザーズ市場へと向かいやすい地合いとなった。
また、指数インパクトのサンバイオが大きく上昇して指数をけん引した、引けにかけても短期資金を集める展開であった。
ただ、値動きが活発な銘柄が個別に買われる展開だったため、市場関係者は「トレンドは出ていない」と冷ややかだった。
ハウテレは初値を9%下回る3415円で終えた。上場2日目のきょう午前に公開価格の約3.1倍となる3745円の初値を付けた。
25日に上場したグッドスピーは1720円で終え、初値を2%下回った。同日上場したトビラシステは午後も買い注文が殺到し、取引が成立しなかった。気配値を公開価格の2.3倍となる5520円に切り上げた。
売買代金は概算で1333.83億円。騰落数は、値上がり124銘柄、値下がり147銘柄、変わらず9銘柄となった。
個別では、串カツ田中ホールディングス、ソケッツ、システムサポート、リックソフト、カオナビが年初来高値を更新。ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、SOU、エードット、マネーフォワード、アクトコールが買われた。
一方、アズームがストップ安。アクセルマーク、トレンダーズ、メタップス、フロンティア・マネジメント、ライフネット生命保険など8銘柄は年初来安値を更新。ブティックス、EduLab、ログリー、AppBank、インパクトホールディングスが売られた。
