「宇宙規模」
NY株式市場で主要3指数はまちまちの動き。
NYダウは続落。
NASDAQは反発し史上最高値を更新した。
前日に決算発表を行ったファイスブック、マイクロソフトが上昇。
素材の3M、半導体のザイリンクスが下落。
アマゾンは引け後に発表した第1四半期決算は利益が市場予想を上回り時間外で1.7%上昇。
インテルは第2四半期の売上高見通しがアナリスト予想を下回り、株価は時間外で7%下落。
新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比3万7000件増の23万件。
2017年9月上旬以来の大幅な増加。
耐久財受注はコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比1.3%増。
2018年7月以来の大幅な伸びで着地。
金額ベースでは700億ドルと過去最高水準となった。
週末のGDP速報値を待っているのが債券市場。
10年国債利回りは2.56%水準と小幅に上昇。
ドル円は111円台後半での推移。
英国のEU離脱を巡るメイ英首相と労働党との協議が行き詰まったとの報道でポンドは下落。
恐怖と欲張り指数は71に低下。
木曜の日経平均は反発。
寄り付き17円安、終値107円高で日足は陽線。
日銀金融政策決定会合は通過。
「当分の間」としていた低金利政策を「少なくとも2020年春ごろまで」と明確化。
金融政策に対する不透明感が後退し後場一段高となった。
株安の木曜の今年5勝目。
日経平均は終値ベースの年初来高値を更新した。
東証1部の売買代金は2兆2781億円と2兆円台キープ。
値上がり1578銘柄、値下がり489銘柄。
新高値86銘柄、新安値88銘柄。
ココが今ひとつだ。
騰落レシオは94.99。
NT倍率は13.77倍。
25日線からは2.4%、200日線からは1.9%のプラスかい離。
残念なのが今週中のゴールデンクロスはなかった。
その差は約95円。25日線は1日25円程度上昇しているのでもう少しだ。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.903%。買い方▲9.804%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲10.100%。
買い方▲16.470%。
空売り比率は46.1%で37日連続の40%超。
日経HVは10.0。日経VIは15.86。
日経平均のPERは12.65倍でEPSは1763円に低下。
PBRは1.14倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比150円安の22200円。
高値22355円、安値22150円。
ダウ輸送株指数の大幅安とSOX指数の下落がやや効いている格好。
月足陽線基準は21509円。
週足陽線基準は22217円。
週足陽線かどうかの瀬戸際だ。
昨日同様ボリンジャーのプラス1σ(22175円)がサポート。
プラス2σは22563円と高い。
名実ともに平成最後の取引日。
令和の時代へのバトンタッチ、ペイ・フォワードの日。
気学では「安値にある時は小底入れを見る日」。
東証投資主体別売買動向4月第3週
外国人3週連続買い越し(5534億円)
個人3週連続売り越し(3116億円)
信託銀行4週連続買い越し(239億円)
海外勢が3週連続で日本株を買い越すのは昨年9→10月以来およそ7カ月ぶり。
東証マザーズ投資主体別売買動向、
外国人3週ぶり買い越し(29億円)
個人3週連続買い越し(19億円)
ジャスダック投資主体別売買動向
外国人2週ぶり買い越し(37億円)
個人2週ぶり売り越し(24億円)
日銀黒田総裁が打ち出した新基軸が興味深い。
現状は日銀が国債もETFも保有額が増大。
国債は60兆円、ETFは28兆円。
そこで出たテーマが(1)金融機関への資金供給の円滑化(2)市場機能の確保。
奇妙なのは「銀行が自己査定で正常先としている企業向け債権も担保可能」。
「銀行が「大丈夫です」といえばそれを担保にするというのだからすごい。
コソ泥が警官を兼ねたようだ、といっては言葉は悪いが、そんな印象だ。
そしてETFを証券会社に貸出して値付けをしやすくするという方向。
ETFの最大の持ち手がそのETFを貸してマーケットメイク。
ETFの循環取引みたいな印象だ。
もっとも「低下した流動性を回復させよう」という趣旨は悪くない。
米軍は「UFO(未確認飛行物体」を目撃したら報告」という指針を作るという。
不可解な現象として無視するのではなく、公式に記録を残す方向。
最近UFOを目撃するパイロットが増えているからだという。
コメントは「過去に米軍兵士が宇宙人が乗る飛行物体と遭遇したと認めるわけではない」。
ということは「認めないわけではない」とも読み替えられるのだろうか。
火星での地震波を発見したり、UFOの公式記録化が行われたり・・・。
話は地球規模から宇宙規模になってきた。
NYダウは134ドル安の26462ドルと続落。
NASDAQは168ポイント高の8118ポイントと反発。
過去最高値を更新した。
S&P500は1ポイント安の2926ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は253ポイント安の10845ポイントと大幅安。
SOX指数は1.81%の下落。
VIX指数は13.23。
3市場の売買高は66.4億株。
225先物CME円建ては大証日中比150円安の22200円。
ドル建ては大証比130ポイント安の22220ポイント。
大証夜間取引終値は日中比140円安の22210円。
ドル円は112.62円。
10年国債利回りは2.534%。
◇━━━ カタリスト━━━◇
フロイント産業(6312)・・・動兆
フロイント産業に注目する。
同社は製薬向け造粒・コーティング装置大手。
栄養補助食品・医薬添加剤も手がける。
高薬理活性製剤向けが拡大基調。
医薬添加剤の需要が急回復。
今期は減益見通しだが医薬添加剤増勢でリバウンド期待。
(兜町カタリスト櫻井)
