[概況]
30日、東京外国為替市場の米ドル円は一時111.265円まで下落し軟調な展開となった。本邦が大型連休のなか各主要通貨に対して円高基調が続いている。また、米国時間において、米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長がFOXビジネス・ネットワークのインタビューに対して、米連邦準備理事会(FRB)がインフレの鈍化などを踏まえ、利下げに踏み切る可能性があると述べた。
これらを受け、米ドルは各主要通貨に対して下落。現在、米ドル円は111.300円付近で推移しており、欧州時間に入ると米ドル売り・円買いが一段と進行している。引き続き、欧米時間で円高となる可能性も考えられ、テクニカル的には米ドル円は下値付近に控える55日移動平均線(111.285円)などがサポートとなるか注目したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]
