トランプ発言に米中貿易摩擦が再燃してリスク回避の円買い

[概況]
 
5日にトランプ大統領は中国からの輸入品2,000億ドル相当に対する追加関税を10日(金)に10%から25%に引き上げるとツイッターで発信し、中国もこれに対抗して米中貿易協議中止を検討していると報道された事を受けて、週明け6日の外国為替市場はリスク回避の円買いで始まった。
 
ドルは111円割れて始まったあと午前中に当日安値110.280円まで下落し、ユーロやポンド、豪ドルも大台を割り込んだ。其の後は下げ止まりから揉み合いとなり、欧州株式市場も大幅安(英国は休場)で始まる中、為替市場は揉み合いが続き、NY株式市場が大幅下落で始まったあと下げ幅を縮小する動きにドルも序盤に当日高値110.970円まで上昇した。
 
しかし111円台に戻す事は出来ず、最後は前週末比-24.5銭の110.860円と111円割れで引け、株価下落やリスク回避の円買いに主要通貨は軒並み値下がりし、ポンドは-1.08円の大幅下落となった。ドルは一時110円前半まで落ちたが、他の通貨に比べれば下げ幅は小さく、好調な米経済を見ればドルが下げ続けるとは考えにくく、下値は買いで良いのではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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