NY株式市場の続落にリスク回避の円買いが更に進む

[概況]

円高進行に休日明けの東京株式市場は大幅下落し、中国副首相が9、10日の予定で訪米するとの報道に一旦円売りとなる場面もあったが戻りは売られ、小幅高で始まった欧州株式市場が下落に転じると再び円買い優勢となってドルはそれまでの安値を下抜いた。
 
其の後も下げ続け、NY株式市場が大幅続落で始まると中盤に前日安値110.280円を下抜き、終盤には当日安値110.160円まで下落した。最後は前日比-59.5銭の110.265円と110円前半に落ちて引け、株価下落によるリスク回避の動きにドル以外の主要通貨も値下がりし、ポンドは連日1円以上の下落となった。
 
トランプ大統領の関税引き上げ発言に続き、ライトハイザーUSTR代表も「金曜日に対中関税を引き上げる」と大統領発言を追認した為に貿易摩擦を警戒して株価は売られ、為替市場はリスク回避の円買いが進んだ。ドルは底堅いと見ているが、予定通り関税が引き上げられた場合の事を考えれば、それまでは様子見をした方が良いのではないか。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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