株価下落によるリスク回避の動きにドルは3月25日以来の安値

[概況]

東京市場午後にドルは3月25日以来となる109.890円の当日安値まで下げたあとは110円を回復して揉み合いとなり、小幅高で始まった欧州株式市場が下落に転じるとドルは再び110円を割れ、ユーロは当日安値123.100円まで下落した。
 
其の後NY市場で発表されたMBA住宅ローン申請指数の良好な結果にドルは欧米市場高値となる110.275円まで反発する場面もあったが上昇は続かず、NY株式市場の下げなどに序盤に再度110円を割れた。
 
しかし下値は買われて直ぐに大台を回復し、揉み合いのあと最後は前日比-17銭の110.095円と110円台を維持して引け、他の主要通貨も殆どが値下がりして引けた。米中貿易摩擦を警戒してドルは上値が重いが、良好な米国経済を見れば売られ続けるとも思えず、下値は買いだと見ている。但し米中協議が決裂する可能性も考えれば、結果を見るまでは様子見した方が良さそうだ。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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