​​​​​​​下落は続くと予想、米ドル円。

[概況]

9日の東京外国為替市場は、米ドル円が続落した。理由は、引き続き米中貿易対立の再燃により、為替市場のリスク回避が強まっているからである。
この日、特に嫌気されたのは、トランプ米大統領の「彼らはディールを破った、代償を払うだろう」といった中国側を非難する発言で、米ドル円は東京時間の全体を通して軟調に推移した。そして、その後の欧州時間序盤ではさらに急落する場面があり、安値を109.595円としている。
 
さて、この後の米ドル円は下値をさらに拡大していくだろうか。ポイントは、やはり今日から始まる米中閣僚級会議の行方だろう。
 
もっとも米国側は事前に中国製品に対する制裁関税を、10日から25%に引き上げることを正式に通知したため、協議に関してポジティブな報道が伝わる可能性は低い。したがって、引き続き米ドル円は下落の基調と予想する。下値目処としては、1/31安値108.490円が意識されそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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