「13時10分」
NY株式は続落。
ただトランプ大統領が週内の合意は可能との認識を示したことから下落幅を大きく縮小した格好。
卸売物価指数(PPI)は、食品とエネルギー、貿易サービスを除いたコア指数が前月比0.4%上昇.
2018年1月以来の大幅な伸びとなった。
前年同月比では2.2%上昇。前月の伸びは2.0%だった。
FRBが物価の目安としているコアPCE指数は、3月が前年同月比1.6%上昇。
1年2カ月ぶりの小幅な伸びにとどまった。
3月の貿易赤字は前月比1.5%増の500億200万ドル。
市場予想は502億ドルだった。
対中貿易赤字は16.2%減の207億4900万ドルと2014年3月以来の低水準になった。
米中が通商協議を本格化させる中、今回の統計で貿易赤字の縮小が確認された格好。
「トランプ大統領は関税措置は意図された通りの結果をもたらしたと胸を張るだろう」という声が聞こえる。
新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比2000件減の22万8000件。
市場予想(22万件)よりも小幅な減少だった。
10年債利回りは5週間ぶりの低水準を付け、一時3年債利回りを下回った。
米中通商協議については「10日までに明確な結果は得られない公算が大きい。
数週間、もしくは数カ月間にわたり延々と続く可能性がある」という見方もある。
ドル円は109円台後半。
令和になって3日続落。
10連休を挟んで4日続落。
日経平均株価は200円安の21402円で3月29日以来の安値水準。
3日間で3ケタの下落で下落幅は856円。
一目均衡表の雲の上限21349円も迫ってきた。
下限が21349円。
値上がり282銘柄、値下がり1819銘柄。
新高値43銘柄、新安値438銘柄と急増。
4月26日時点での裁定買い残は3248億円減の7559億円。
買い残の減少は4週連続。
裁定売り残は361億円増の6890億円。
「これが今週逆転すれば完全底打ち」という声があるが結果がわかるのは来週水曜引け後だ。
騰落レシオは78.98まで低下した。
NTレシオは13.80倍と拡大。
25日線(21858円)からは2.0%、200日線(21884円)からは2.2%のマイナスかい離。
空売り比率は47.5%で41日連続40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は6.6%。
日経平均採用銘柄のPERは12.03倍でEPSは1779円と増加。
21348円で12倍を割れ込んでくる。
PBRは1.09に低下。
シカゴ225先物終値は大証日中比55円安の21325円。
勝手雲の下限は21659円。
ボリンジャーのマイナス1σが21507円。
マイナス2σが21156円だ。
気学では「後場へかけて急伸することあり。押し目買い」。
来週月曜は「相場の仕成について駆け引きせよ」。
SQ通過であく抜けになるのが今年の傾向。
いずれにしても日本時間13時10分のワシントンの関税動向待ちの週末。
NYダウは138ドル安の25828ドルと続落。
NASDAQは32ポイント安の7910ポイント。
S&P500は8ポイント安の2870ポイント。
ダウ輸送株指数は10ポイント安の10627ポイント。
SOX指数は1.18%の下落。
VIX指数は19.10。
225先物CME円建ては大証日中比55円安の21325円。
ドル建ては大証比40ポイント安の21340ポイント。
大証夜間取引終値は日中比60円安の21320円。
ドル円は109.77円。
10年国債利回りは2.45%水準。
◇━━━ カタリスト━━━◇
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(兜町カタリスト櫻井)
