日経ジャスダック平均は5日続落、運用リスク回避の売り

日経ジャスダック平均株価は5日続落した。終値は前日比21円29銭安い3366円20銭だった。
米中関係の悪化を受け日経平均株価が一時節目の2万1000円を割り込むなど相場環境が悪化し、新興市場にも運用リスク回避の売りが及んだ。
一方で急落した後に押し目買いも入るなど、下げ幅を縮めた。チャート的には反転が期待できる下ヒゲの長いローソク足となった。
 
信用取引の評価損益率はマイナス10%程度にとどまっており、市場では「個人投資家の投資意欲が、まったくなくなったわけではない」との指摘があった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で491億円、売買高は8457万株だった。
値上がり銘柄数は194、値下がり銘柄数は436となった。
 
個別では、タカギセイコーが一時ストップ安と急落した。太洋基礎工業、クルーズ、地域新聞社、博展、テラなど117銘柄は年初来安値を更新。環境管理センター、ディーエムソリューションズ、fonfun、パシフィックシステム、クレステックが売られた。マクドナルドやユニバーサル、東映アニメが下落した。
 
一方、エスケーエレクトロニクス、ニチリョクがストップ高となった。オリエンタルコンサルタンツホールディングス、応用技術、オリコン、遠州トラック、京極運輸商事など8銘柄は年初来高値を更新。レッド・プラネット・ジャパン、メイコー、IGポート、サン電子、歯愛メディカル、ハーモニックやセリアも上昇した。

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