【寄り付き概況】
17日の日経平均株価は、前日比183円88銭高の2万1246円86銭と反発してスタート。
前日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに3日続伸し、ここ調整色を強めていた東京市場も自律反発局面に入った。海外投資家を中心とした買いが先行した。同日の米株式市場の通常取引終了後に発表された画像処理半導体(GPU)大手エヌビディアなどの決算が市場予想を上回り、時間外取引で上昇したことも追い風だ。東エレクなど半導体関連株に買いが先行している。
外国為替市場で1ドル=109円第80~90銭と円安方向に振れていることも主力株中心に支援材料となっている。
米国政府による中国通信機器大手ファーウェイに対する取引禁止措置が半導体関連株にネガティブ材料として意識されているが、前日の中国・上海株市場が堅調な動きを示したこともあって、全体相場に与える影響は限定的だった。東京株式市場では日経平均が5月に入ってから約1200円水準を切り下げており、目先突っ込み警戒感からの押し目買いや買い戻しが入りやすい環境にある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発している。
寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高様相で、値上がり上位に鉱業、海運、紙パルプ、石油、機械など。
個別では、ソニーが大幅高で、任天堂も買われている。東エレク、キーエンスは上伸。ソフトバンクG、KDDIは堅調で、三菱UFJ、ファーストリテは高く、資生堂が上昇している。
半面、トヨタ、日産自が売られ、村田製は弱含み。武田が軟調で、ZOZOは下落している。
