[概況]
先週末17日(金)に発表された米経済指標は良好で、反落して始まったNY株式市場もプラスを回復したが、終盤にトランプ大統領が「EUによる米国への脅威は中国よりも悪い」と発言した事が伝わって株価は再度マイナス圏に落ち、最後は3市場とも4日ぶりに反落して引けた。一方ドルは経済指標の結果を好感して当日高値まで上昇し、最後も8日以来となる終値で110円を維持して引ける上昇(+15.0銭高)となった。
ドルは110円台に乗せて引けたが、ここからの更なる上昇にはNY株式市場の上昇による後押しが必要ではないかと思うが、米中貿易摩擦が再燃して株価は上値を抑えられ易く、従ってドルもこのまますんなりと上昇トレンドを続けるのは難しいと思われる。
今週の米国は20日(月)ナシ、21日(火)4月中古住宅販売件数、22日(水)MBA住宅ローン申請指数、FOMC議事録、23日(木)新規失業保険申請件数、4月新築住宅販売件数、24日(金)4月耐久財受注などが発表予定となっているが、ドルが上昇を続ける事が出来るかに注目している
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