[概況]
20日の東京外国為替市場は、豪ドル円が安値78.775円まで下落した後、79.120円まで上昇するという値動きだ。
こうした動きは、豪州と経済的な結びつきの強い中国の株式市場の影響を受けたことが大きい。
まず、序盤の中国株は米中の通商協議が難航しているという報道を嫌気し下落する。
報道によると、中国側がデータサービスや製薬部門などについて、当初の合意から後退する姿勢を示しているそうだ。
ところが終盤にかけては急速に買戻しが活発となり、水準を下落する前まで回復させる。
この戻りは、昨日のトランプ米大統領の「中国との通商協議は順調」といった発言などを意識した、根強い通商協議への楽観的な見方が起因となったと思われる。
このようなわけで、本日の豪ドル円は前述した値動きとなったのである。
[提供:カネツFX証券株式会社]
