朝方のマザーズ市場には買いが先行した。前日の米国株式市場でハイテク株が上昇したことを受けて、IT系に買いが入ったほか、グーグルのゲーム市場参入発表を受けて、ゲーム関連株も活発に取引された。
しかし、前日に米バイオジェンと開発中のアルツハイマー型認知症治療薬「アデュカヌマブ」について、臨床試験を中止すると発表したエーザイがストップ安比例配分となり、マザーズ市場の医薬品セクターに売りが波及した。これにより、マザーズ指数は前場中ごろにマイナスに転じたが、個人投資家による下値を拾う動きは継続し、大引け前に下げ渋った。
売買代金は概算で1493.69億円。騰落数は、値上がり114銘柄、値下がり152銘柄、変わらず9銘柄となった。
値上がり銘柄数は116、値下がり銘柄数は152となった。
個別では、シリコンスタジオ、アライドアーキテクツ、AppBankがストップ高となった。メディアフラッグ、トランザスは一時ストップ高となった。
ASJ、マーケットエンタープライズ、CRI・ミドルウェア、はてな、EduLabなど12銘柄は昨年来高値を更新した。
メルカリやミクシィ、サンバイオ、和心、手間いらず、識学、ベルトラ、ギークスが買われた。
一方、FRONTEO、アクセルマーク、ミンカブ・ジ・インフォノイド、Delta-Fly Pharma、MTGなど6銘柄が昨年来安値を更新した。
値下がり率上位では、オンコリスが20%安となり下落率トップとなったほか、G-FACTORYや窪田製薬HD、AmidAホールディングス、プレシジョン・システム・サイエンスがそれに続いた。
