明日は、急落したことへの反動か

週明けの日経平均は3日ぶりに大幅反落。
終値は前週末比650円安の2万977円で、先月15日以来、約2カ月半ぶりの安値水準となった。下げ幅は今年最大。欧米の経済指標の悪化と株価急落の流れを受けてほぼ全面安の展開だった。
 
明日(26日)の東京株式市場は、きょう全面安で日経平均株価が急落したことへの反動も予想され、自律反発の動きが強まりそうだ。
また3月期末の権利付き最終日とあって、配当権利取りの駆け込み買いも想定される。
ただ、現地25日の米株式相場が下げ止まらない場合は続落となる可能性もある。
 
チャート的には、きょうの安値(2万0911円)が3月11日の安値2万0938円を下回ったことなどから、昨年末以降の戻り基調が終了した可能性もある。
13週線(2万0884円、25日時点、以下同じ)や、一目均衡表(日足)の雲上限(2万0823円)が控える2万0800円あたりで売りが一巡するかが今週の焦点となるだろう。
これらがサポートとならなかった場合は、GWの超長期休場を前に、4月は上値の重い展開が続く可能性があるだろう。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(25日現在)
 
21469.26  6日移動平均線
21446.15  ボリンジャー:+1σ(13週)
21443.04  25日移動平均線
21356.86  均衡表基準線(日足)
21349.77  26週移動平均線
21312.42  均衡表転換線(日足)
21244.65  ボリンジャー:-1σ(25日)
21087.85  均衡表転換線(週足)
21046.25  ボリンジャー:-2σ(25日)
21034.39  75日移動平均線
 
20977.11  ★日経平均株価25日終値
 
20884.04  13週移動平均線
20847.86  ボリンジャー:-3σ(25日)
20823.69  均衡表雲上限(日足)
20722.12  均衡表雲下限(日足)
20426.00  ボリンジャー:-1σ(26週)
20321.93  ボリンジャー:-1σ(13週)
19759.83  ボリンジャー:-2σ(13週)
19502.23  ボリンジャー:-2σ(26週)
 
 
終値は25日線やその下を走る75日線を8日以来約2週間ぶりに割り込み、11日に付けた直近安値2万0938円00銭を下回る場面もあった。
ローソク足は長い陰線を引き、売り圧力の強さを示した。
一目均衡表では、株価は雲上をキープしたが、転換線がわずかに下降して短期的な下落トレンドを確認。遅行線は株価を上回ったが、明日26日終値が2万1281円85銭を下回ると、弱気シグナル発生が始まる点に留意したい。ボリンジャーバンドでは、-2σを下回って引け、レンジの下方拡張局面入りが警戒される。
RSIは50.59%から33.22%に低下した。8日から続いた40-60%でのもみ合い圏を下抜けており、一旦20%付近まで低下し、目先は株価下落圧力が増す展開が想定される。
 
 
【信用規制・解除】
(25日大引け後 発表分)
 
■窪田製薬HD<4596>
東証と日証金が26日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
 
【株式分割】
(25日大引け後 発表分)
 
■テラスカイ <3915>
4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
 

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