[概況]
東京市市場で当日安値109.690円まで下げたドルだったが下値は買われて揉み合いとなり、欧州市場で発表された独3月ifo景況感指数が予想を上回るとユーロは買われ、米国債利回りが上昇するとドルも買われて欧州市場序盤にドル(110.250円)やユーロ(124.825円)はそれぞれ当日高値まで上昇した。
しかしどちらも上昇は続かず揉み合いに戻り、NY株式市場が方向性の無い揉み合いとなる中、米国債利回りの低下にNY市場終盤にドルは欧米市場安値となる109.750円まで値下がりした。
しかし下値は買われて110円を回復し、揉み合いのあと最後は前週末比変わらずの109.980円と110円をわずかに割れて引けた。またポンド(-4銭)以外の主要通貨は上昇し、トルコリラは94銭高と大幅反発して引けた。ドルは110円割れでは下値が堅いが上値も重く、目先しばらくは揉み合い継続か。
[提供:カネツFX証券株式会社]
