東証マザーズ指数は3営業日ぶり反発した。終値は前日比14.54ポイント高い940.76だった。
東証1部市場の反発基調に連動して全面高となった。前日の下落の反動で買いが優勢となった。
物色としても、直近IPO銘柄やバイオ株の一角にも引き続き関心が向かった。AIを利用した投資情報サービスを開発したことが材料視されたHEROZが大幅高となったほか、メルカリやアンジェスも買われた。
ただ、配当の再投資への思惑から東証1部銘柄の上げ幅が大きくなり、個人など短期筋の買いが東証1部銘柄に向かいやすかったため、日経ジャスダック平均や東証マザーズ指数の上昇率は東証株価指数(TOPIX)にくらべて小さかった。
個人投資家による積極的な上値追いの動きは限られており、マザーズ指数は買い一巡後に高値圏でのこう着となった。
値上がり銘柄数は161、値下がり銘柄数は111となった。
上場2日目のGDHは、初値(5200円)を4%下回る4990円で取引を終えた。初値は公開価格(2280円)の約2.3倍だった。
個別では、AmidAホールディングスがストップ高となった。ASJ、メディアフラッグ、メドピア、ロゼッタ、ギークスは昨年来高値を更新した。Delta-Fly Pharma、オンコリスバイオファーマ、キャンバス、シルバーエッグ・テクノロジー、エクストリームが買われた。
一方、タイセイ、アクセルマーク、ミンカブ・ジ・インフォノイド、中村超硬、アクアラインなど6銘柄が昨年来安値を更新した。サンバイオ、フェイスネットワーク、AppBank、窪田製薬ホールディングス、フィンテック グローバル、シリコンスタジオが売られた。
