[概況]
売られて始まった欧州株式市場が上昇に転じると為替市場は円売り優勢となり、序盤にドルは東京株式市場での高値を上抜き、中盤にユーロは当日高値125.020円まで上昇した。ドルは其の後も上値も伸ばし、NY市場で発表された2月住宅着工件数と1月S&Pケースシラー住宅価格は予想を下回ったが、NY株式市場が上昇で始まるとドルは序盤に当日高値110.700円まで上昇した。
しかし続いて発表された3月コンファレンスボード消費者信頼感指数も予想を下回り、ドルは上値を抑えられてNY株式市場の下げと共に上げ幅を削り、NY市場終盤には110.400円まで値下がりした。
しかし下値は買われて値を戻し、最後は前日比+65銭高の110.630円と110円後半に乗せて引け、株価上昇によるリスク選好の円売りに、南アランド(-0.5銭)以外の主要通貨も上昇した。ドルの下値は堅く買いだと思うが、上値も重い為に上昇したところは利食いしておいた方が安心ではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
