東証マザーズ指数は前日比5.47ポイント安の955.65ポイントと3日ぶり反落した。
前日の海外市場では、ブリグジットやトルコ信用不安など世界経済の減速懸念や半導体株が軒並み安となった流れから、東証一部では一時節目である2万1000円を割り込むなど、日本株全体がリスク回避の傾向となり、さえない動きとなった。
東証マザーズ市場でも利益確定の売り、手じまい売りがやや優勢だった。しかし、全面安となった東証一部に比べ、値上がり銘柄の割合は高かった。材料のあった時価総額上位銘柄の一角が堅調な動きを見せたことから、マザーズ指数は後場にプラスに転じる場面もあった。
市場からは「売り物中心の東証一部の銘柄から無理に物色する必要はないという考えから、個人の買いが新興市場に戻ってきたのだろう」との声があった。
売買代金は概算で1548.65億円。騰落数は、値上がり100銘柄、値下がり169銘柄、変わらず9銘柄となった。
本日上場のNATTY、日本ホスピス、フレアスはいずれも初値が公開価格を上回った。
3銘柄は全てマザーズ市場の売買代金ランキングで10位以内に入った。
投資家の新規株式公開銘柄への関心の高さがうかがわれた。
個別ではミンカブ・ジ・インフォノイド、gooddaysホールディングス、ピアラ、コプロ・ホールディングス、ジャパンインベストメントアドバイザーが昨年来安値を更新した。
シリコンスタジオ、アンジェス、はてな、プレシジョン・システム・サイエンス、ビープラッツが売られた。
一方、日本ホスピスホールディングス、AmidAホールディングスがストップ高となった。
ソフトマックス、EduLab、リンク、リックソフト、メディアフラッグなど11銘柄は昨年来高値を更新した。
ASJ、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス、Mマート、駅探、バリューゴルフが買われた。
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