対ユーロでの買いやNY株式市場の上昇にドルも買われる

[概況]

欧州市場序盤に当日安値110.015円まで下げたドルは其の後欧州株式市場や米国債利回りの上昇に買われて値を戻し、更に対ユーロで買われた為に対円でも上値を伸ばした。そしてNY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より減少し、第4四半期GDP確報値は予想を下回ったがドル買いは続き、NY株式市場が反発で始まると序盤にドルは当日高値110.845円まで上昇した。
 
しかし続いて発表された2月中古住宅販売成約指数は予想を下回ってドルの上値は重くなり、NY株式市場の下げと共にドルも110.515円まで反落したが、110円半ばを維持して揉み合いとなり、最後は前日比+17銭高の110.685円と110円後半を維持して引けた。
 
米経済指標はマチマチだったがNY株式市場は反発し、米国債利回りの上昇にドルも買われて小幅高となる一方、EU離脱問題が長引くポンドは大幅安(-1.73円)となり、トルコリラは20.53円から18.91円まで乱高下を繰り返した。ドルの上値は重いが下値も堅く、やはりドル買いが無難ではないか。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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