【寄り付き概況】
29日の日経平均株価は、前日比194円75銭高の2万1228円51銭と3日ぶりに反発してスタート。
前日のNYダウ、ナスダック総合指数など主要指数が上昇、外国為替市場でも足もと1ドル=110円台後半の推移と円安含みで東京市場でもリスクを取る動きが優勢となっている。前日に日経平均は一時400円を超える下げをみせるなど波乱含みの下げとなったが、きょうはその反動もあって切り返しに転じている。
28日から再開された米中閣僚級会議で貿易交渉が進展しているとの観測が全体相場にポジティブに作用している。きょうは3月期末で機関投資家のドレッシング買いによる浮揚効果を見込む声もある。
寄り付き時点で業種別では33業種中、石油を除き高い。値上がり上位に紙パルプ、保険、情報通信、機械、ガラス土石など。
個別では、ソフトバンクG、KDDIが値を上げ、任天堂、トヨタが高い。三菱UFJ、三井住友は底堅い。ファーストリテが強含みで、塩野義は反発している。
半面、キーエンスが下落し、ソニーは値を消し、SMC、村田製、太陽誘電も売り物がちで、SUBARUが軟調。武田は甘く、旭化成が小安くなっている。
225先物は、アムロ・UBS・ソジェン・みずほ・JP・メリルが買い越し。
クレディ・野村・ドイツ・モルスタ・GS・HSBC・大和が売り越し。
TOPIX先物はみずほ・JP・ソジェン・日興・三菱が買い越し。
バークレイズ・GS・クレディ・メリル・アムロ・UBSが売り越し。
テクニカル的には、ベネ・ワン(2412)、ラクーン(3031)、システム情報(3677)、スカラ(4845)、ソディック(6143)、アトラエ(6194)、フォスター(6794)、スマートバリュ(9417)が動兆。
