マザーズ指数は小反発、個人投資家の物色は活発

東証マザーズ指数は前日比0.19ポイント高の955.84ポイントと反発した。
前日の米国株の上昇、為替の円安など外部環境の落ち着きを背景に日経平均が反発して始まり、投資家心理の改善に伴いマザーズ市場にも買いが波及した。朝方から創薬や人工知能(AI)などに関連する銘柄が活発に取引された。
ただ、マザーズ市場では週末とあってこのところ人気化していたアンジェスなどに利益確定の売りが出て、マザーズ指数が下落した。
一方、材料株やテーマ株、直近上場銘柄を中心に個人投資家の物色は引き続き活発で、マザーズ指数も売りが一巡すると値を戻した。
値上がり銘柄数は157、値下がり銘柄数は118となった。
 
きょうマザーズ市場に新規上場した2銘柄はいずれも買い気配のまま売買が成立せず、初値は週明け以降に持ち越しとなった。大引け時点の気配値はエードットが2553円、Welbyは1万1960円で、いずれも公開価格の2.3倍だった。
市場からは「IPO銘柄の初値形成が4月1日に持ち越されたことも、投資家心理の改善につながった」との声があった
 
個別では、シリコンスタジオ、日本ホスピスホールディングスがストップ高。駅探は一時ストップ高と値を飛ばした。エニグモ、ソフトマックス、ロックオン、リックソフト、メドピアなど12銘柄は昨年来高値を更新。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、旅工房、PKSHA Technology、ギフト、SKIYAKIは値上がり率上位に買われた。
 
一方、メディアフラッグ、GameWithがストップ安となった。AmidAホールディングスは一時ストップ安と急落した。
gooddaysホールディングス、ピアラ、フロンティアインターナショナル、フレアス、NATTY SWANKYは昨年来安値を更新した。
プロパティデータバンク、アイリックコーポレーション、キャンバス、システムサポート、霞ヶ関キャピタルが売られた。
 
 

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