3日の日経平均は大幅反発。終値は前日比207円高の2万1713円で、先月5日以来、約1か月ぶりの水準まで回復してきた。
朝方は前日の米株安を受けて小動きとなっていたが、英祇フィナンシャル・タイムズが伝えたことが支援材料となった。さらに中国の3月の非製造PMIが前月から上昇したことも安心感につながったとみられる。225型のインデックス主導ではあるが、後場も高値圏での推移が続いた。日経平均は再び2万2000円に向けた動きを強めている。
明日(4日)の東京株式市場は、開催されている米中閣僚級通商協議の動向を注視しながらの神経質な推移となりそうだ。
今晩の米国株が上昇したとしても、明日の東京株式への好影響は限られるだろう。
国内機関投資家による益出しの動きはまだ続くとの見方は根強い。
ただ、強い切り返しが見られたことで、押し目があれば買いが入ると考える。今週は25日線(2万1438円、3日時点)より上での推移が続いており、同水準が下値のメドになりそうだ。
■ 上値・下値テクニカル・ポイント(3日現在)
23643.06 ボリンジャー:+3σ(26週)
23052.60 均衡表雲上限(週足)
22855.01 ボリンジャー:+2σ(26週)
22435.91 ボリンジャー:+3σ(13週)
22397.78 均衡表雲下限(週足)
22106.54 ボリンジャー:+3σ(25日)
22066.97 ボリンジャー:+1σ(26週)
21979.65 ボリンジャー:+2σ(13週)
21922.38 200日移動平均線
21883.92 ボリンジャー:+2σ(25日)
21822.04 新値三本足陽転値
21713.21 ★日経平均株価3日終値
21661.30 ボリンジャー:+1σ(25日)
21523.38 ボリンジャー:+1σ(13週)
21438.68 25日移動平均線
21390.98 6日移動平均線
21385.98 均衡表基準線(日足)
21328.11 均衡表転換線(日足)
21278.93 26週移動平均線
21268.98 均衡表基準線(週足)
21216.06 ボリンジャー:-1σ(25日)
21097.60 均衡表雲上限(日足)
ローソク足は下ヒゲを伴う陽線を引き、下値での買い需要が確認された。5日移動平均線と25日線が上向きをキープしたほか、本日は75日線がわずかながらに上昇へと転じた。
日足ベースの一目均衡表では、基準線と転換線がともに横ばいを続ける一方で、遅行線は株価を上回って強気シグナルを発している。
ボリンジャーバンド(25日ベース)では、いったん中心線近くまで押された後に、終値では+1σを上回って引けており、強気局面への転換に期待をつなげた。
【信用規制・解除】
銘柄 (3日大引け後 発表分)
■アンジェス <4563> [東証M]
東証が4日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■ジョルダン <3710> [JQ]
東証と日証金が4日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
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