[概況]
欧州市場で当日高値111.580円まで上昇したドルは111円後半を維持出来ず、其の後は111円前半で揉み合いとなり、NY市場に入り発表された3月ADP雇用者数は予想を下回ったが前月分は上方修正された事もあってドル安は僅かだった。
しかし其の後発表された3月ISM非製造業景気指数も予想を下回ってドルは売られ、NY市場序盤に欧米市場安値となる111.300円まで急落した。しかし下値を売る動きは無く、買い戻されて株価の上昇と共に値を伸ばし、引け間際には111.530円まで反発した。
最後も前日比+15.5銭高の111.475円と111円後半を維持する事は出来なかったが上昇して引け、株価上昇によるリスク選好の円売りにトルコリラ(-7銭)以外の主要通貨も上昇して引けた。この日発表の米経済指標は2件とも予想を下回りドルは売られたが、株価の上昇もあって最後は反発して引けた。雇用統計も予想を下回る様だとドルも調整の売りが強まる可能性があり、ドル買いは明日まで待った方が良いのではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
