模様ながめムードか

4日の日経平均が小幅続伸。終値は前日比11円高の2万1724円だった。
前日の米ハイテク株高を好感して昼前には70円ほどの値上がりとなったが、2万2000円のカベに接近してきたことで利食い売りも増加。
後場は前日終値近辺に落ちてそのままもみ合う膠着相場となった。本日は中国株も小動きで取引時間中の材料がやや物足りなかったようである。
 
さて、明日(5日)の東京株式市場は、米中貿易交渉の行方や、日本時間夜に発表される3月の米雇用統計の内容を見極めたいとする姿勢から、模様ながめムードが強まり、日経平均株価は横ばい弱含みの推移となりそうだ。
ただ、米中貿易交渉に関連して何らかの方向性が浮上した場合は、振れ幅が大きくなる可能性もあるだろう。
 
今週はここまでの動きは非常に強く、パニック的な下げとならない限り週間上昇(先週の週末値は2万1205円)は達成できそう。5日線(2万1531円、4日時点)より上で週を終えることができるかに注目したい。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
 
22131.08  ボリンジャー:+3σ(25日)
22067.67  ボリンジャー:+1σ(26週)
21983.12  ボリンジャー:+2σ(13週)
21916.98  200日移動平均線
21902.52  ボリンジャー:+2σ(25日)
21822.04  新値三本足陽転値
 
21724.95  ★日経平均株価4日終値
 
21673.97  ボリンジャー:+1σ(25日)
21525.57  ボリンジャー:+1σ(13週)
21448.68  6日移動平均線
21445.41  25日移動平均線
21385.98  均衡表基準線(日足)
21349.59  均衡表転換線(日足)
21279.38  26週移動平均線
21268.98  均衡表基準線(週足)
21216.86  ボリンジャー:-1σ(25日)
 
ローソク足は寄り値と引け値が接近して上下にヒゲを残す十字線を形成し、売り買いの拮抗状態を示唆している。
一方で、ともに上向きの5日移動平均線が25日線を上回って短期ゴールデンクロスを示現した。75日線も1日をボトムとして緩やかに上昇しており、3月4日ザラ場に付けた直近高値21860円処を上抜けば上昇トレンドが一段と鮮明になろう。
 
ボリンジャーバンド(25日ベース)では、+1σを上回って推移。強気局面に移行するタイミングを窺う位置をキープして引けた。

 
 
■東証主体別売買動向:3月第4週、外国人は現先合計8574億円と2週連続売り越し
 
東京証券取引所が4日発表した3月第4週(3月25~29日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、現物の海外投資家が744億5634万円と9週連続の売り越しとなった。前週は3785億760万円の売り越しだった。
なお、先物ベース(日経225とTOPIXの先物・mini合計)で外国人は7829億円と13週ぶりの売り越し。現物・先物の合計では8574億円と2週連続の売り越し(前週は608億円の売り越し)だった。
 
現物では、個人投資家は742億7235万円と3週ぶりの買い越し。事業法人は540億8801万円と9週ぶりの売り越し。投資信託は1028億3346万円と4週連続の売り越しだった。
この週の日経平均株価は終値ベースで421円(2.0%)下落している。
 
 

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