「花は盛りに」

「花は盛りに」

米国株式市場はNYダウが小幅続伸、S&P総合500が6日続伸。 
NASDAQは6日ぶりの反落とマチマチの動き。
ハイテクセクターが下落した一方ボーイングやフェイスブックが上昇。
トランプ米大統領と訪米中の中国の劉鶴副首相との会談への期待感も台頭した。
新規失業保険申請件数は21.6万件。
49年超ぶりの低水準となったことも好感された。
雇用統計の発表を控えて売買エネルギーは低下。
雇用統計の市場予想は非農業部門雇用者数は18万人増、失業率は横ばいの3.8%。
フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は「堅調な米労働市場などをが背景に最大で今年1回、来年に1回の利上げを正当化する」とコメント。
クリーブランド地区連銀のメスター総裁は「米経済が想定通り推移すれば多少の利上げが必要になる可能性がある」とコメント。
10年国債利回りは2.5%台。
ドル円は111円台後半。
2月のドイツ鉱工業受注指数は前月比4.2%低下と2017年1月以来約2年ぶりの大幅なマイナス。
欧州株反落の要因となった。
EU離脱問題の長期化懸念が拡大しポンドは下落。

木曜の東京株式は日経高TOPIX安と小幅にマチマチの動き。
日経平均は寄り付き11円高、終値11円高。
木曜としては今年3回目のプラスとなった。
「米半導体SOX指数の最高値更新、米S&P500種が5日続伸。
好環境でも上値を買い進めなかったのは日本株に独自の材料が欠けているから」という見方もある。
とはいえ高値圏での十字線は変化のポイントと見ることも可能だろう。
水曜高値(21722円)は抜けた。
火曜高値(21744円)はヒゲで抜けた。
3月高値(21860円)も捉えてきた。
5日線(21531円)が25日線(21445円)を上抜けてミニゴールデンクロスも示現した。
東証1部の売買代金は2兆1147億円と低下。
値上がり873銘柄、値下がり1158銘柄。
しかし新高値210銘柄と増え新安値27銘柄。
騰落レシオは99.36と低下。
NT倍率は13.55倍。
25日線からは1.3%のプラスかい離。
200日からは0.9%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.958%。買い方▲10.365%と再逆転。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率売り方▲9.219%。買い方▲18.959%。
空売り比率は43.1%と22日連続40%超。
日経HVは19.4、日経VIは16.18。
日経平均採用銘柄のPERは12.54倍。EPSは1732円とすこしずつ増加。
PBRは1.14倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比70円高の21770円。
高値21780円、安値21660円。
大証夜間取引終値は日中比80円高の21780円。
ボリンジャのプラス1σは21673円、プラス2σは21902円。
先週末終値は21205円、週足月足陽線基準は21509円。
新月、鬼宿日、清明節。
日足・週足陽線に期待の週末。
気学では「変化注意日にして不時安を見ることあり」。
月曜は「前場安いと後場高の日」。
東証投資主体別売買動向(週間)3月第4週、外国人9週連続売り越し(744億円)。
個人3週ぶり買い越し(743億円)。
信託銀行4週ぶり買い越し(49億円)
月間で3月は外国人8ヶ月連続売り越し(1兆5280億円)。
個人5ヶ月ぶり買い越し(1180億円)。

吉田兼好法師の「徒然草」。
第137段は「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」。
この続きは「咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭など見どころ多けれ」となる。
株式市場も同様で満開のサクラや雲のかからない満月だけが投資対象という訳ではなかろう。
これから咲き誇る蕾や満開に咲いたものの今は散っているが次の芽を育てている銘柄だって十分に投資対象と考えられよう。
それにしても・・・。
草が化ければ花になる。
木が赤くなれば株になる。
どんな意味があるのだろうか。

昨夜の夢。
ヤマト運輸を960円指値で1万株買いの週間伝票。
クイックをたたいて「出来た」と確認。
それを顧客に電話で通すシーンだった。
「日興の櫻井です」と電話した時に違和感を感じたのは夢だからか。
あるいは日興というのが違う会社になってしまったからなのか。
夢だから当然理由は定かではない。
10万円弱の手数料が埋まってホッとした気分に妙に実感があった。
しかし「まだまだ手数料が足りない」と思ったところで「なんで今頃セールスを?」との疑問。
あり得ない、これは夢だと思って目が覚めた。
なぜヤマト運輸うだったのか、なぜ960円指値だったかも不明。
それでもあの電話営業の経験は体からは離れないらしい。
朝、日経を見れば「野村、猛烈営業転機に」の見出し。
昭和も平成も遠くなっていく。

NYダウは166ドル高の26384ドルと続伸。
NASDAQは3ポイント安の7891ポイントと6日ぶりの反落。
S&P500は5ポイント高の2879ポイントと6日続伸。
ダウ輸送株指数は46ポイント高の10688ポイント。
SOX指数は0.12%の上昇。
VIX指数は13.58。
3市場の売買高は63.3億株と減少。
225先物CME円建ては大証日中比70円高の21770円。
ドル建ては大証比95ポイント高の21795ポイント。
大証夜間取引終値は日中比40円高の21760円。
ドル円は111.65円。
10年国債利回りは2.513%。

スケジュールを見てみると・・・

5日(金):家計調査、景気動向指数、米雇用統計、消費者信用残高、中国・香港休場
週末:統一地方選挙
8日(月):国際収支、消費動向調査、景気ウォッチャー調査、さくらレポート、米製造業受注
9日(火):イスラエル総選挙
10日(水):企業物価指数、機械受注、黒田総裁信託大会で挨拶、5G電波第1弾割当、米消費者物価指数、FOMC議事録、財政収支、ECB定例理事会
11日(木):マネーストック、都心オフィス空室率、米生産者物価、中国消費者・生産者物価、G20財務省・中央銀行総裁会議、インド総選挙(~5月19日)、北朝鮮最高人民会議
12日(金):オプションSQ、米輸出入物価、ミシガン大学消費者信頼感、中貿易収支、IMF世銀世界大会(ワシントン)、英議会EU離脱期限

【4月】(8勝6敗で6位、陽線確率57.1%)

5日(金)景気動向指数、家計調査、米雇用統計、消費者信用残高、G7外相会議(仏・ディナール)、新月、鬼宿日、清明節
7日(日)統一地方選
9日(火)イスラエル選挙、下げの日
10日(水)ECB理事会、
11日(木)G20財務省・中央銀行総裁会議、ゴルフマスターズ開幕、木星逆行、天赦日、株安の日、変化日
12日(金)SQ、IMF・世銀春季総会(ワシントン~14日)
16日(火)上海国際自動車ショー(~25日)
17日(水)インドネシア大統領選、下げの特異日
18日(木)上げの日
19日(金)NY休場(グッド・フライデー)、変化日、満月、変化日
21日(日)衆院沖縄3区補選、統一地方選
22日(月)ロンドン休場(イースター・マンデー)
23日(火)株高の日
24日(水)日銀金融政策決定会合(~25日)
25日(木)変化日、株安の日
26日(金)経済同友会通常総会、米GDP速報値発表
27日(土)10連休開始
29日(月)昭和の日で休場
30日(火)天皇陛下が退位、休場 米FOMC(~1日)、ユーロ圏GDP速報値発表、土星逆行

◇━━━ カタリスト━━━◇
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(兜町カタリスト櫻井)

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