日経ジャスダック平均は3日続伸した。前日比18円54銭高い3461円02銭だった
米中交渉の進展期待など外部環境の落ち着きを背景に、個人を中心とした買いが優勢となった。大引けにかけて一段高となった。
ジャスダック市場では、中国景気改善が業績に貢献するとの期待から、ハーモニックが連日で年初来高値を更新した。中国関連株のほか、5G関連といったテーマ性のある銘柄や値動きの軽い低位株などを中心に上昇するものが目立っていた。
市場では「好業績株が素直に買われたほか、値頃感が強まったバイオ関連株の一角に押し目買いも入るなど、個人投資家の動きは活発」との声が聞かれた。
売買代金は概算で525億円、売買高は1億3786万株。値上がり銘柄数は361、値下がり銘柄数は239となった。
個別では、前期営業損益が黒字に転換したシーズメン、独自開発の次世代パワー半導体用接合材料増産の前田製作所がストップ高となった。スリー・ディー・マトリックス、サカイホールディングスは一時ストップ高となった。
アジアゲートホールディングス、ピクセルカンパニーズ、銚子丸、GMOアドパートナーズなど19銘柄は年初来高値を更新した。KeyHolderが急騰したことから値上がり率トップになり、リバーエレテック、ジョルダン、レッド・プラネット・ジャパン、共同ピーアール、オプトエレクトロニクスなどが買われた。
一方、クルーズ、レッド・プラネット・ジャパン、テリロジー、オータケ、ビジョナリーホールディングスなど8銘柄が年初来安値を更新した。今期営業減益見通しを発表した放電精密加工研究所、連日の上昇の反動から利食い売りのルーデン・ホールディングス、セプテーニ・ホールディングス、ANAP、日本一ソフトウェアが売られた。
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