日経ジャスダック平均株価は小幅に4日続伸した。終値は前週末比1円79銭高の3462円81銭だった。世界的な株高を背景に投資家心理が上向き、好材料が出た銘柄を中心に買いが入った。個人主体の短期的な値幅取り狙いの資金が中心とみられるが、決算を手掛かりとした物色のほか材料に敏感に反応する地合いでもあった。
市場では「英国の欧州連合(EU)離脱延期を審議する臨時のEU首脳会議など週後半にかけて、重要なイベントが目白押しなだけに、きょうは模様眺めムードが強い展開だった」との指摘が聞かれ、全般は狭い値幅でのもみ合い展開となっていた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で482億円、売買高は1億3217万株だった。
値上がり銘柄数は309、値下がり銘柄数は295となった。
個別では、安江工務店、オーテック、三東工業社、幼児活動研究会、CSSホールディングスなど35銘柄が年初来高値を更新。NaITO、santec、ディ・アイ・システム、レッド・プラネット・ジャパン、メディアリンクスが買われた。
一方、大成温調、地域新聞社、きょくとう、マックハウス、セキなど9銘柄が年初来安値を更新。ブロードバンドタワー、レーサム、ジェイホールディングス、スペースシャワーネットワーク、オプトエレクトロニクスが売られた。
