「下げの日を消して人気に逆行に期待」
週明けのNY株式はマチマチの展開。
NYダウは83ドル安の26341ドルと4日ぶりの反落。
ボーイングが大幅安でNYダウ下落寄与度118ドル。
それを9日続伸のアップルとP&Gの上昇で抑えた格好。
主要500社のEPS見通しは前年同期比4.2%減で16年4~6月期以来の減益予想だ。
「12日から始まる第1四半期決算発表の前に売っておこう」という動きもある。
NASDAQは15ポイント高の7958ポイント。
昨年10月以来の高値水準だ。
S&P500は3ポイント高の2895ポイントと8日続伸。
2017年9~10月の8日続伸以来1年6カ月ぶりの連騰記録となった。
米中貿易協議は進捗についての双方の表現に相違があり物色材料にはならなかった。
2月製造業受注は前月比マイナス0.5%で予想通の着地。
10年国債利回りは2.51%水準と3日ぶりに上昇。
ドル円は115円台半ばでの推移。
原油先物5月限1.32ドル高の64.40ドルと続伸し連日の年初来高値更新。
昨日昨年10月以来の低水準をつけたVIX(恐怖)指数は13.18と上昇。
ダウ輸送株指数は10.67ポイント高の10744ポイント。
SOX指数は0.25%上昇。
月曜の日経平均は4日ぶりの反落。
寄り付き93円高で21900円台回復。
そこが天井で戻り待ちを受けてマイ転。
終値は45円安の21761円。
200日移動平均線(21905円)も3月4日高値(21822円)も終値ベースで抜けなかった。
市場からは「ガッカリ。後味の悪い引け方。
こういった動きが出てきてしまうと、この先、再び高値に接近した際にヤレヤレ売りが出やすくなる」の声となった。
今年の月曜の3敗目だ。
東証1部の売買代金は1兆8847円と2日連続の2兆円割れ。
値上がり666銘柄はオーメン。値下がり1397銘柄。
新高値170銘柄、新安値38銘柄。
この点は悪くない。
騰落レシオは99.9。
全体に気迷いムードが強まったことで新興市場にリバウンド狙いの買い。
マザーズ指数が25日線(933ポイント)を上抜ければ上値は軽くなる。
サンバイオの動きがその先駆けになるか同課がポイントだ。
25線からは1.4%のプラスかい離。
200日線からは0.7%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.106%。
買い方▲9.520%。買い方優勢は2日連続。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲9.235%。
買い方▲16.381%。昨年12月25日の▲34.966%からだいぶ回復。
空売り比率は43.0%で24日連続40%超。
40%を下回れば日経平均の終値ベースでの年初来高値更新だろう。
日経HVは17.9、日経VIは16.12。
日経平均採用銘柄のPERは12.55倍でEPSは1734円。
シカゴ225先物終値は大証日中比20円高の21790円。
高値21965円、安値21715円。
大証夜間取引終値は日中比30円高の21800円。
ボリンジャのプラス2σは21957円。
プラス1σが21713円。
勝手雲の12日の白いねじれに期待したいところ。
気学では「人気に逆行し不時の高下を見せる日」。そして「下げの日」。
水曜は「数日来高続きの日は反落する」。
木曜は「下放れ突っ込みは買い、逆なら見送るべし」。
そして「天赦日」と「株安の日」が同居。
金曜は「前後場仕成を異にして動く日」。
そして「満月・変化日」。
「下げの日」を消して「人気に逆行」に期待。
(兜町カタリスト櫻井)
