日経ジャスダック平均は前日比8円69銭安の3454円12銭と5日ぶり反落した。
手掛かり材料難となり、新興市場は利益確定売りが目立った。
こうした中、新紙幣発行のニュースで、現金自動預払機(ATM)の紙幣識別センサーを手掛けるユビテックが人気化するなど、新規材料の出た銘柄には買いが集まった。
他では、次世代通信規格「5G」関連など、値動きの軽いテーマ株を物色する動きもみられ、相場全体としては終日方向感を欠いた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で423億円。売買高は1億334万株だった。
値上がり銘柄数は250、値下がり銘柄数は341となった。
個別では、五洋インテックスがストップ安。クリエイト、クリップコーポレーション、アールビバン、マックハウス、ASIAN STARなど6銘柄は年初来安値を更新。ブロードバンドタワー、シグマ光機、ポエック、フジタコーポレーション、澤田ホールディングスが売られた。
一方、高見沢サイバネティックス、多摩川ホールディングス、スリー・ディー・マトリックスがストップ高。ユビテック、小田原機器、ムサシは一時ストップ高と値を飛ばした。常磐開発、プラップジャパン、ジェーシー・コムサ、銚子丸、イデアインターナショナルなど19銘柄は年初来高値を更新。ジェイホールディングス、ジョルダン、レッド・プラネット・ジャパン、テックファームホールディングス、Nutsが買われた。
