[概況]
12日の外国為替市場は、ユーロ円が上昇した。
この日、ユーロ買いの新たな材料が出たわけではないので、昨日の材料が引き続き影響しているのだと思われる。
昨日の材料とは、次の2点である。
まず、1点目は英国の離脱延長がEU首脳会議で承認され、同国の合意なき離脱がひとまず回避されたこと、そして2点目はドラギ総裁がECB理事会で、市場が予想したほどマイナス預金金利の階層設定について言及しなかったことだ。
これらを受け昨日のユーロ円は上昇したのだが、その動きは本日も続き、ユーロ円は午前中の内に126円台を突破した。
さらに欧州時間序盤にも買われる場面があり、本日の高値を126.615円まで伸ばすに至っている。
さて、この後のユーロ円は、126.00円がポイントとなりそうか。
なぜなら、同水準は節目であることに加え、一目均衡表の雲の上限(125.90円近辺)にも近いからである。
ということは、本日の終値で126.00円をしっかり維持できていれば、ユーロ円の買いは来週も続くことが予想できる。
[提供:カネツFX証券株式会社]
