15日の東京株式市場は軟調か
NYダウ平均の下落と円安を受けて、売り優勢の展開を予想する。
日経平均株価の予想レンジは、2万900円-2万1100円。
米国株も安寄り後は値を戻すなど大きく崩れたわけではないため、下げが大きくなるようなら押し目買いは入るだろう。
しかし、週末かつ、来週月曜の米市場がワシントン誕生記念日で休場というスケジュールのため、軟調相場の中で様子見姿勢が強まると予想する。
サンダース米大統領報道官が14日、トランプ大統領はメキシコ国境の壁建設に関し、予算確保のため「非常事態宣言を含む大統領権限を行使する」と発表。15日の米国市場の動きを確認したいとして、見送りムードが強まることも想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(14日終値は111円06-08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の後半(同125円34-38銭)と、両通貨に対し円高方向で推移している。円高の動きを警戒し、輸出関連銘柄は、手じまい売りに押される場面もありそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比200円安の2万990円だった。
【好材料銘柄】
■チタン工業 <4098>
4-12月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・10-12月期は6.4倍増益。
■CAC Holdings <4725>
今期経常は39%増益、12円増配へ。発行済み株式数(自社株を除く)の16.3%にあたる300万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。
■富士ソフトサービスビューロ <6188>
4-12月期(3Q累計)経常が2.2倍増益で着地・10-12月期も2.6倍増益。
■夢みつけ隊<2673>
4-12月期(3Q累計)経常は50%増益・通期計画を超過。
■マーケットエンタープライズ<3135>
今期経常を52%上方修正・4期ぶり最高益更新へ。
■フェイスネットワーク<3489>
株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、3000円分のクオカードを贈呈する。
■オークファン<3674>
10-12月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■リンク<4428>
今期経常は40%増で6期連続最高益更新へ。
■エスユーエス<6554>
10-12月期(1Q)経常は53%増益・上期計画を超過。
■HANATOUR JAPAN<6561>
今期経常は2.7倍増で2期ぶり最高益更新へ。
■要興業<6566>
今期経常を21%上方修正、配当も1円増額。
■ベルトラ<7048>
今期経常は71%増で4期ぶり最高益更新へ。
■安永<7271>
今期経常を一転19%増益に上方修正、配当も2円増額。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
15(金)
10年物価連動国債入札
《決算発表》
ブリヂストン、ユニオンツール、清和中央、菱鉛筆、シノケンG、セルシード、ホットランド
【海外】
中国1月消費者物価(10:30)
中国1月生産者物価(10:30)
米2月ニューヨーク連銀製造業景気指数(22:30)
米1月輸出入物価指数(22:30)
米1月鉱工業生産指数(23:15)
米12月企業在庫(2/16 0:00)
米つなぎ予算期限
《米決算発表》
ディア・アンド・カンパニー、ムーディーズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
