88円安 続落スタート、米国消費に警戒感

【寄り付き概況】

15日の日経平均株価は、前日比88円20銭安の2万1051円51銭と続落してスタート。
 
前日のNYダウが3日ぶりに反落、一時は230ドル強下げるなどリスクを回避する動きが強まった。12月の米小売売上高が市場コンセンサスに反して前月比で大幅減少、これが金融株などをはじめ広範囲に売りを誘発した。NYダウはその後急速に下げ渋る展開をみせたが、盤石と見られた消費が急減速を示したことは警戒感をもたらしている。
 
東京株式市場でもこれを引き継いで、主力株中心に利益確定売りが優勢。外国為替市場では1ドル=110円台半ばまで円高が進行しており、これも輸出セクターなどに逆風材料となっている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、値上がりは鉱業、水産、電力ガスの3業種にとどまっている。一方、値下がりで目立つのは非鉄、保険、銀行など。
 
個別では、ソフトバンクGが下落し、任天堂は弱含み。ニトリHD、ファーストリテが安く、ZOZOは軟調。三菱UFJ、三井住友が売られ、東京海上も下押し。キーエンス、ファナックが下げ、ダイキンは小幅安となっている。
半面、塩野義が買われ、資生堂は堅調。レオパレス21は買い戻されている。

225先物は、みずほ・GS・クレディ・バークレイズ・アムロが買い越し。
野村・UBS・ソジェン・三菱・メリルが売り越し。
TOPIX先物はUBS・JP・クレディ・バークレイズ・HSBC・アムロが買い越し。
みずほ・GS・メリル・ドイツ・ソジェンが売り越し。
 
テクニカル的には、鹿島(1812)、大東建(1878)、フジオフード(2752)、トリドール(3397)、JSR(4185)、応化工(4185)、日油(4403)、オラクル(4716)、三協立山(5932)、フリュー(6238)、オーケストラ(6533)、船井電(6839)、重工(7011)、シマノ(7309)、メニコン(7780)、PALTAC(8283)、タカラレーベン(8897)、カチラス(8919)、ハマキョウ(9037)、センコー(9069)が動兆。

 

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