[概況]
15日の東京外国為替市場は、豪ドル円の下落が顕著だった。下落の背景には、豪州と貿易などで関係が強い中国の経済指標が挙げられる。
この日、中国の1月の生産者物価指数と消費者物価指数が発表され、いずれも予想を下回る結果だった。豪ドル円は指標の発表後に売りが優勢となり、安値78.085円まで下落した。
その後は下げ渋ったが、欧州時間に入ると再び売りが強まり、現在は安値を試す展開だ。
この後の豪ドル円は、一目均衡表の雲の上限(78.100円近辺)がポイントとなりそうか。仮に同水準を明確に下回るようであれば、次の下値目処は2/8安値77.440円が意識されそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
