ドルの上値は重いが下値も堅く、上値を目指す動きは継続か

[概況]

先週末15日に発表された米経済指標はマチマチで、米中貿易協議もまとまらなかったが、NY株式市場はダウが440ドル以上も上昇してS&P500と共に反発し、ナスダックは6日続伸するなど大幅上昇となった。
 
一方株価上昇にも拘わらずドルは小幅安(-13.5銭の110.405円)で引け、14日に発表された米小売売上高の予想を下回るマイナスとなった影響が続いて、ドルは上値が重い状況となっている。但し110円台は維持しており、まだ上値を目指す動きは継続していると思われる。
今週の米国は18日(月)がプレジデントデーで祭日、19日(火)ナシ、20日(水)MBA住宅ローン申請指数、FOMC議事要旨、21日(木)2月フィラデルフィア連銀景況指数、12月耐久財受注、新規失業保険申請件数、1月中古住宅販売件数、1月景気先行指数、22日(金)ナシ、などと少なくなっている。
 
米政府機関閉鎖は回避され、米中貿易協議も進展すればドルは111円を目指す流れが再開すると予想しており、また最近のユーロ圏経済指標の悪化を見るとユーロは買われにくく、其の面からもドルの下値は堅いのではないかと予想している。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次