NYダウ33ドル安、利益確定売り

 
26日のNYダウ工業株30種平均は前日比33ドル97セント安の2万6057ドル98セントと3営業日ぶりに反落で終えた。
 
米商務省が朝方発表した昨年12月の住宅着工件数は、2カ月ぶりに前月比マイナスとなったほか、約2年ぶりの低水準となった。これを嫌気し、株価は寄り付きから下落。ダウ平均の下げ幅は125ドルまで広がる場面があった。
日本株や欧州株が下げた流れを引き継いで始まった。ダウ平均は3カ月半ぶりの高値圏にあったため、目先の利益を確定する目的の売りも出やすかった。
 
2018年11月~19年1月期決算で売上高の伸びなどが市場予想を下回ったホーム・デポに売りが膨らんだ。建機のキャタピラーはUBSが投資判断を「買い」から「売り」に引き下げたのを受けて大幅に下げた。2銘柄でダウ平均を34ドルあまり押し下げた。
 
ただ、米民間調査会社が発表した2月の消費者景気信頼感指数が市場予想を上回ったことから、下げ幅を縮小。その後は前日終値を挟んで小動きとなった。
 
相場は上昇に転じる場面があった。パウエルFRB議長が米上院銀行委員会で証言し、世界経済や金融市場の不透明感から「金融政策の変更には忍耐強くなれる」と主張した。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが見送られるとの見方が改めて強まり、買い安心感が広がった。
米中貿易交渉が合意に向かっているとの期待も引き続き相場を支えた。
 
セクター別では、ソフトウェア・サービスや小売が上昇する一方でヘルスケア機器・サービスや資本財が下落した。
 
ナスダック総合株価指数は、前日比5.162ポイント安の7549.298で終えた。エヌビディアなど半導体関連銘柄の一角が下げ、指数の重荷となった。
 
 
NYダウ工業株30種(ドル)
26,057.98-33.97
S&P500種
2,793.90-2.21
ナスダック
7,549.298-5.162
NY金(ドル/トロイオンス)
1,328.50-1.00   
NY原油(ドル/バレル)
55.99+0.51
円・ドル
110.57 – 110.58-0.25

 


【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は小幅に反落した。
3月物は前日比40円安の2万1530円で終え、大阪取引所の終値を50円上回った。米株安や円高を受けた売りに押された。
注目していたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の26日の議会証言が年内の利上げ見送り観測を招き、買いが優勢になる場面があった。
3月物の安値は2万1375円、高値は2万1610円だった。
 
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
21530 ( +50 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
21525 ( +45 )
( )は大阪取引所終値比
 

【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7151.12(-32.62)
FTSE100種総合株価指数は反落となり、前日終値比32.62ポイント安の7151.12で終了した。外国為替相場のポンド高進行が逆風となった。英国の欧州連合(EU)からの離脱で、メイ首相が離脱延期を示唆したことで、ポンドには買い安心感が広がったものの、株式は売りが先行した。多国籍企業銘柄が売られ、石油とたばこ、医薬品株の値下がりが株価指数を押し下げた。軟調な決算発表も下押しの材料となった。
指数構成銘柄全体の約6割が下落した。
 
個別銘柄では、フレスニージョは8%超下落した。通期の税引き前利益が30%以上縮小したほか、2019年も厳しい状況が続くとの見通しを示したことが嫌気された。航空のインターナショナル・エアラインズ・グループも4%超下がった。同社株について指数プロバイダーのMSCIがスペインの指数から削除する計画を示したことが売り材料。
特殊化学のクローダ・インターナショナルは、通期の税引き前利益が市場予想を下回り、下げ幅が大きくなった。アナリストが投資評価を引き下げた通信のBTグループも3.2%安と大幅安となった。格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが信用格付けを引き下げた携帯電話サービスのボーダフォン・グループは、2.1%安と下げも目立った。
 
半面、ネット専業スーパーのオカド・グループは11%急伸した。同社と小売りのマークス・アンド・スペンサー(M&S)が国内小売りの合弁事業に向けて協議を進めていることが明らかになった。M&Sも大幅高。テイラー・ウィンピーは3.4%高など住宅建設株も軒並み上昇した。
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11540.79(+35.40)
ドイツ株式指数(DAX)は6日続伸した。終値は前日と比べて35.40ポイント高の11540.79だった。午前は下げていたが、午後に上昇に転じた。
 
個別銘柄では、化学のBASFは第4四半期の営業利益が減少したものの、市場予想を上回ったことから、4%超上昇した。アナリストが投資判断と株価目標をともに引き上げた重電のシーメンスの値上がりも目立った。ドイツポストも上昇した。
 
一方、素材メーカーのコベストロは前日の大幅下落に続いて、この日も下げ幅が大きくなった。透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアと半導体のインフィニオンテクノロジーズの値下がりも大きくなった。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5238.72(+6.87)

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次